6月16日(木)3年生「総合的な探究の時間」講演会②
「総合的な探究の時間」の一環として、外部講師による講演会の第2回目が開催されました。今回も幅広い分野で活躍されている7名の講師の方々が貴重なお話をしてくれました。
生徒たちは講演実施期間に最大3つの講演を聴くことができますが、それぞれのお話が魅力的なので、講師全員のお話を生徒全員に聴いてもらいたいくらいです。
生徒たちの感想の一部を紹介します。
「つまずいても努力を重ねることで逆境を乗り越えることができ、それはむしろチャンスにできるという発想が大変参考になった」「周りを見る力や考える力が必要で、命を預かるのだから責任をもたなくてはいけないと改めて思った」「“しなきゃいけない”ではなく、“したい”、とか“やりたいことのために”、など、自分のために自分の決定によって物事を進めていきたい」「武器は多い方がよいという考え方を聞いて、何か新しいことに挑戦してみようと思った」「仕事はしんどいイメージがあったが、自分が興味あることをやることですごく楽しくできるんだと思った」
【講師紹介】
高橋 佳三 氏(びわこ成蹊スポーツ大学 教授)Zoom講演
平昌オリンピックのスピードスケートで金メダルを獲得した小平奈緒選手に体の動かし方を指導。スポーツバイオメカニクスという科学的研究者であり、古武術という明治時代以前から伝わる武術の研究者。
矢部 寛明 氏(東北芸術工科大学 専任講師 認定NPO法人底上げ 理事長)Zoom講演
東日本大震災後、会社の内定を辞退し、気仙沼での活動を開始。NPO法人を立ち上げ、のべ8,000人以上のボランティアの窓口となる。新しい社会やワクワクする地元をつくることができる人材を一人でも多く育てることを目指している。
五十嵐 慎一郎 氏(株式会社大人 代表取締役社長)
「北海道から、世界をちょっぴり面白くクリエイティブに」と、株式会社大人を設立。「北海道移住ドラフト会議」や「札幌移住計画」の代表として、北海道に人を呼び込む動きを強化中。今回は高校の同級生であり仕事の仲間でもある岩間翔吾氏とともに講演。
西元 岳 氏(フリーランスアプリ開発者Asility 代表)
スタートアップ企業でアプリを開発。若者の創業支援活動も積極的に行う。高校時代からITに関心が高く、起業、フリーランスとしての働き方で自分の得意を活かして独自の道を切り拓いてきた。
マシュー コッター 氏(北星学園大学短期大学部英文学科 准教授)
ニュージーランド出身のマオリ人であり、研究分野は先住民の方のサポートおよび異文化間コミュニケーション。少数派の文化が多数派に飲み込まれない「ともに生きる社会」を皆で考える機会を提供。
山下 美妃 氏(北海道科学大学 薬学部 薬学科 教授)
「薬剤師が活躍するために必要なエビデンスを作ること」「薬剤師業務を社会に対して見える化すること」をモットーに教育研究活動を行う。臨床現場で働く薬剤師の悩みを解決すると同時に、治療を受ける患者さんへの啓発にも取り組む。
石川 幸司 氏(北海道科学大学保健医療学部看護学科 准教授)
臨床時代、集中治療や救急領域で長く勤務した経験をもとに、集中治療や救急などのクリティカル領域においても看護師としてのケアする力を身につけてもらえるような教育に取り組む。