6月24日(金)3年生「総合的な探究の時間」講演会③
総勢21名の外部講師による講演会の最終日です。今回は8名の講師の方々がお話をしてくれました。
生徒の感想の一部を紹介します。
「自分らしく、自分のやりたいことを、自分が幸せになる選択を、という言葉が心に残った。」「上手くいかずヘコんでいる時間は幸せへの準備期間だと聞いて、落ち込んでいたことがなんでもないような気がした。」「どんなことも全力で取り組む姿がとてもカッコよかった。」「目の前のことを一生懸命やることが周りに伝わり、それによって縁が広がったということを聞いて、自分もそんな人になろうと決めた。」「今日聴いたことを思い出しながら、自分の人生に活かしていきたい。」
講演で聴いた言葉が心の奥に残り、これから歩む人生の局面で思い出すことがあるかもしれません。
生徒の未来を応援してくれている21名の講師の方々への感謝の気持ちを持って、これからの日々を大切に、自分達らしく生きていきたいですね!
【講師紹介】
前田 彰博 氏(ビットスター株式会社 CEO)
IT企業を経て2008 年に「IT で、こまったを、よかったに。」をビジョンとするビットスター株式会社を札幌に創業。現在はビットスター代表取締役、さくらインターネット取締役をはじめ複数のIT企業の役員を兼務。札幌のクリエイティブカンファレンスであるNoMaps実行委員会委員として参画するなど、IT×地域でさまざまな取り組みを行う。
乙武 北斗 氏(福岡大学工学部 電子情報工学科 助教)Zoom講演
「自然言語処理」と呼ばれる、私たちが普段使う言葉をコンピュータで扱う研究を行う。特に、北海道や札幌市など、地方議会の政治資料を使ったAI(人工知能)の研究に取り組んでおり、私たちが住んでいる地域の政治をもっと身近にする方法を考えている。
井野 拓実 氏(北海道科学大学保健医療学部理学療法学科助教)
運動を科学的に計測、分析し客観的なデータを示すことを大切にし、三次元動作解析装置を用いて様々な動作を運動学、運動力学的に分析する研究を行う。スキーのオリンピック日本代表選手の帯同、サポートも行い、学生への教育に現場での経験を還元。
塚本 薫 氏(FM アップル専務取締役放送局長)
SDGsを視野に入れた番組作り、障がいのある人も子どもも高齢者も安心して笑顔で暮らせる地域コミュニティー作り、課題や人の悩みを『自分事』として捉え、共に解決するネットワーク作りを基本に、多岐にわたり活躍。子ども食堂や学習支援も行う。TEDxSapporo2019のスピーカーとして登壇。
山崎 敦子 氏(喜界島サンゴ礁科学研究所 所長/副理事長 九州大学大学院理学研究院 地球惑星科学部門 助教)
造礁サンゴ骨格の成長線解析、地球化学分析、群集組成の変動から、顕生代を通じてサンゴがどのように生きてきたのかを、サンゴを育んだ生態系や海洋環境、気候変動とともに考え、サンゴ礁と地球環境の関わりを総合的に理解することを目指す。鹿児島県の離島である喜界島を拠点に研究活動に取り組む。
中田 彩仁 氏(スポーツ X 株式会社 おこしやす京都 AC 勤務)Zoom講演
「スポーツを通じて社会を豊かにしたい」と、外資系コンサルティング会社勤務を経て、昨年転職。最短で2年後のJリーグ昇格を目指し活動するサッカークラブ「おこしやす京都AC」の運営に携わる。ガーナ人監督・選手の同時通訳を務め、練習や試合にも同行。トランスジェンダーであり、LGBT+の講演を行う。2020 年にTop 100 Outstanding LGBT+ Future Leaders 受賞(世界 31 位)。
和田 順子 氏(good food, good life 代表)
フードロスをはじめとする環境問題や食育など、食のSDGsに関するワークショップや講演、執筆活動を行う。2050年問題を前に、ともに考え関わり合う場づくりを通じ、ウェルビーイングな社会構築への貢献を目指す。野菜ソムリエ、食育インストラクター、サルベージプロデューサー、薬膳インストラクター。
小路 楓 氏(EPO 北海道/北海道地方 ESD 活動支援センター 勤務)
社会人3年目。香川県出身。本業で環境問題やSDGsに携わるほか、副業として対話の場づくりや人の話を描画するグラフィックレコーディングをかじりながら企画のお手伝いを行うなどしている。散歩と昼寝が好き。