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お知らせ

2025年07月02日

【高大連携授業 実施報告】 北海道科学大学の先生による理科実験(全3回)

2025年6月、本校2年生進学コースの選択授業「理科実験」において、北海道科学大学工学部電気電子工学科の佐々木正巳教授と木村尚仁教授をお招きし、全3回にわたる特別授業を行いました。

第1回(6月23日)
『基礎的な数学の知識だけでサウンドを操る〜電気電子回路の動きがわかる!?〜』

講師:佐々木正巳 教授

ブレッドボード、オペアンプや抵抗、コンデンサなどを使って、音の聞こえ方がどのように変わるのかを実験しました。生徒たちは、抵抗やコンデンサの配置や抵抗値を変化させた際に音がどのように変化するかを体感しながら、音と電気電子工学のつながりに触れました。
高校では扱うことの少ない電子部品を実際に手に取り、工学的な視点を体感できる貴重な機会となりました。

▶ 生徒の感想
    コンデンサや抵抗の配置を少し変えるだけで音の聞こえ方が変わることに驚いた。
    電気回路で音が変わるのを実際に体験できて、まるで音を操っているようでワクワクした。音響の世界に興味が湧いた。
    最初は難しそうに感じたが、原理を直角三角形など身近な例で説明してくれたおかげで納得できた。


第2・3回(6月27日・30日)
『作って理解するLED〜ミニランプを作る!〜』

講師:木村尚仁 教授

この授業では、micro:bitと簡単なプログラムを使って、自作した電子回路LEDランプを制御する実験を行いました。 LEDの仕組みや光の三原色、人間の目の色の感じ方などを学びながら、好きな色を再現する実験に挑戦。生徒たちは楽しみながらも、身近な光や色の裏にある科学を深く学ぶことができました。

▶ 生徒の感想
    LEDランプをiPadから遠隔で制御でき、プログラムによって光り方が変わるのが面白かった。
    理論だけでなく実際に光るのを見ることで、電気の仕組みやプログラムの流れがよく理解できた。
    光の三原色が興味深く、波長の違いによって様々な色が生成できることが分かった。人の目には三種類の色のセン 
サーがあり、それによって光の色を認知していることが理解できた。


今回の理科実験授業は、本校と系列大学とのつながりを活かした取り組みであり、先生方の丁寧なご指導のおかげで、生徒たちは新鮮な学びに触れ、日頃の授業では味わえない「理科の面白さ」や「大学での学びの雰囲気」を感じることができました。