サイエンスキャンプ in 喜界島 活動報告④
本研修では2,000km離れた北海道とは大きく異なる自然環境の中で観察や調査活動を行いました。喜界島の美しいサンゴ礁の海岸には、世界中の海に流出した膨大な量のゴミが漂着し、様々な環境問題が生じていること、地球温暖化による海水温上昇の影響により世界中のサンゴ礁の減少進んでいること、海洋や大気によって一つに繋がっている地球では、サンゴ礁の減少は海洋生物のみならず、私たちヒトも含めた陸上生物にも悪影響を及ぼす事態となることを目の当たりにしました。実際に体験することから地球規模で広がっている環境や生態系に関する諸問題について、強い印象を受けると同時に、理解を深めることができました。
最終日、飛行機に搭乗するための喜界島空港には、サイエンスキャンプのジュニアコースに参加した女の子とそのお母さんが、見送りに来てくれました。同じグループになり活動を行った本校生徒が、とても親切、丁寧にリーダーシップを発揮し、グループをまとめ、楽しく活動させてくれたことへのお礼の手紙を渡す目的で空港に来てくれたとのことでした。世界は、海洋や大気だけでなく人も一つに繋がっていることを強く感じた出来事でした。
今後、サイエンスキャンプin喜界島に参加した生徒が、実体験からの学び得たグローバルな視野に基づいた思考や行動を発展させて、よりよい未来を切り開いてくれることを期待しています。関係者の皆様、様々なサポート、本当にありがとうございました。