2025 サイエンスキャンプ in 喜界島 活動報告
今年度も本校から3名の生徒が8月6日(水)~8月14日(木)の8泊9日でサンゴ礁サイエンスキャンプに参加しました。感動と充実の9日間を報告します。
8月6日、新千歳空港8:50発の飛行機に搭乗し、喜界空港に16:10到着しました。到着後は早速、島の標高最高点まで移動して島の地形や成り立ちを見学しました。
8月7日、アドバンスドコースの開式です。研究指導や講義を行う先生方の紹介、全員の自己紹介が行われました。本コースの参加者は合計10名、本校生徒3名の他に関東や九州など様々な地域からの生徒が集結しました。開講式終了後、シュノーケリングライセンスに必要な講義の受講と筆記試験を実施し、全員無事にライセンス取得しました。午後からは、4つのグループに分かれて研究テーマと研究計画についての討議を実施しました。
8月8日、午前中は参加メンバーそれぞれの研究テーマと研究活動計画について討議しました。その後、講師から助言・指導を受け、テーマとして「サンゴの白化現象について」「化石サンゴの骨格成分の比較」「海洋プラスチックについて」の研究活動を行うことを決めました。午後からは海洋実習を行い、サンゴ礁と生体サンゴの観察を実施し、コーラルシュノケラーライセンスの実習も修了し、全員無事にライセンスを取得しました。
8月9日、午前中は指導担当講師から各自の研究テーマについてのレクチャーを受け、フィールドワークの目的や研究テーマに必要なデータやサンプルの取集方法や目的について説明を受けました。午後からは各自の研究に必要なデータやサンプルを収集するためのフィールドワークを実施しました。
8月10日・11日、各個人で「白化サンゴの種類や個体数、サンゴ種ごとのビーチ内での頻度と被度の測定」「ハマサンゴ化石のサンプル採集及び卓上CTスキャナーを使用したハマサンゴ化石の内部構造観察とデータ収集」「喜界島内の漂着プラスチック、ゴミの国籍調査及び砂浜に含まれるマイクロプラスチックのサンプル採集」という、研究テーマに基づいた活動を実施しました。
8月12日、サンゴ礁科学研究所で朝9:00~19:00までみっちりと発表用のデータ分析と資料作成を実施しました。
8月13日、喜界町役場コミュニティホールで成果発表会を実施しました。最終発表は「サンゴの被度とその比較」「サンゴ化石の密度をX線CTから推定する」「喜界島各地点のプラスチックごみの量と散財の原因」のタイトルで実施し、努力の甲斐もあり、指導担当者から高い評価を受けました。特に、未知の知識や事柄について理解しようとする努力や、より難易度の高い研究に挑戦し取り組もうとする姿勢が評価されました。
8月14日、喜界空港10:15発の飛行機に搭乗し、新千歳空港に17:35到着し、解散しました。
感動と充実の9日間でした。この経験をこれからの高校生活に大いに活かしていきたいと考えています。研修の実施にあたり、お世話になりました全ての皆様に感謝します。本当にありがとうございました!







